停滞する経済のなかで

[平成期] 日本の婦人画報社から世界のハースト婦人画報社へ

昭和末から平成にかけて、日本はバブル景気に沸いて賑やかでした。日本中がいわば浮かれているうちに、やがてバブルが崩壊し、失われた20年がやってきます。婦人画報社は1999年にフランス資本のアシェット婦人画報社となり、2011年には世界最大級のメディアグループ、アメリカのハーストコーポレーションの一員となって、世界的な出版社に生まれ変わりました。フランスの『エル』なども加わった出版物は、世代別でも、ジャンル別でも、充実したラインナップを揃えることになりました。現在のハースト婦人画報社は、多彩な雑誌ブランドをベースに、ウェブサイト、電子雑誌、Eコマースなど、プリントとデジタルの両方で広範な活動を行う企業へと進化しています。

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